なぜ芸大?なぜ京都?
20代で社会に出て、製鉄メーカー、国の研究所で秘書の仕事をしていましたが、
ある日あることがきっかけで、ウェブ業界に興味を持ち、働きながら学校に通い、転職しました、というかやっとこ転職できました。これが20代後半です。応募してもこの年齢で未経験?って何度も言われたっけ。。笑
その時は実家に住んでおり、父親とも折り合いが悪く自立したい気持ちが強くあって、必死で自身で生きて行く道を探っていたように思います。
実家を出て、転職先で時間も男女も関係なく働けてある意味幸せでしたが、小さな制作会社だったので、企画やデザイン提案も含めて自分で提案してきました。
でもいつも心の中で自分にデザインを学んだ背景がないのに、提案していいのかという小さな疑問が大きくなる中で、不安や劣等感を感じながら10年が過ぎて行きました。
当時、仕事をしながらオンラインで芸術を学べる、手のひら芸大(現:京都芸術大学・旧京都造形大学)の広告を見て、大学の存在を知りました。資料を取り寄せて、試しにお試し授業を受講したところ、内容が面白く、私でもできそうだと思ってしまい、すぐにでも申し込もうと思いながら、思うだけでなかなかハードルを越えられず。。出会って数年経った今、2021年に決心して願書を出したというわけです。
思い立った時からだいぶ時間が経っているので、その時感じていた劣等感の払拭や仕事に活かすためではなく、自分の引き出しを増やして、今後の人生を充実させたいというように動機が変化しているのですが。
場所が京都というのも、入学した理由の1つでした。京都は友人がいて、毎年年末に訪れていたし、好きな場所の1つでもあり、土地勘がある(少しでも)というのも移住を決めた理由になったと思っています。ただ。。大学が京都だったのいうのは本当に偶然でした。
4月から大学が始まって授業内容もレポートもボリュームがあって締め切りもあり、こんなに大変なのか!パツパツじゃないかー。という中で学びを深めていますが、知らないことを知ることができる、レポートも書ききらなければならないという環境が楽しくて仕方ありません。
できれば2年で卒業して、造形を深めるために大学院にも行きたいという夢があります。
ただ、そのためには仕事もしつつ、お金も貯めなくては。。と心配事も多々ありますが、楽しみつつ、流れに身を任せて前向きに京都で暮らせたら、と考えています。
京都芸術大学(左京区)。実際に行った時、感激して涙してしまった場所。(ただしコロナで中には入れず。。笑)
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